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『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』(- しじょうさいあくについてないやつら、''Tucker and Dale vs Evil'')は2010年のカナダ・アメリカ合作によるホラーコメディ映画。2010年1月22日にサンダンス映画祭で初上映。 日本では2011年10月10日にSKIPシティ国際Dシネマ映画祭で上映された後、2012年2月11日に一般公開された〔。R15+指定。 == ストーリー == 気のいい中年男2人組・タッカーとデイルは幼なじみの親友同士。こつこつ貯めた金でようやく別荘(古びた山小屋)を手に入れた彼らは、休暇を過ごしにやって来る。ところが見た目が強面なため、近くにキャンプをしに来た大学生グループから、「殺人鬼」だと勘違いされてしまう。実は山荘の立地は、20年前にスプラッター映画のような惨殺事件が起きたいわくつきの場所だった。 一日目の夜、湖でタッカーたちが夜釣りを楽しんでいる傍らで、大学生たちが泳いでいた。ところが、女子大生・アリソンがデイルが思わず発した言葉に驚いて、湖に落ちてしまう。デイルはすぐさま彼女を救い出し、介抱のために別荘へ連れ帰る。その様子を遠くから見ていた仲間たちは、アリソンが殺人鬼にさらわれたと思い込んでしまった。 翌朝、山荘で意識を取り戻したアリソンは、デイルが心優しい親切な男だと知り、自然に打ち解ける。一方、大学生グループはアリソンを「殺人鬼」たちから救い出そうとする。しかし不幸な偶然が重なり、木材粉砕機に巻き込まれたり、枯れ木に串刺しになるなど惨たらしい形で事故死してしまう。その様子を目の当たりにしたタッカーたちは「自分たちが殺したと疑われてしまう」と慌てる。一方、生き残った大学生らは偶然通りかかった保安官に助けを求める。ところが、その保安官までもが勝手に事故死してしまう。 事態を受けた、大学生グループはタッカーたちを完全に殺人鬼とみなし、全面的に戦いを挑む。リーダー格・チャドはデイルの愛犬を「犬質」に取り、タッカーを捕らえた挙句、指を切断してデイルに送りつけるなど、言動が徐々に常軌を逸して行く。 一方、タッカーの本心を知るアリソンは、何とか仲間たちの誤解を解こうと話し合いの場を設ける。しかし彼らは、アリソンがストックホルム症候群に陥ったものとみなして聞く耳をもたない。その場でチャドは、自身の過去を語り始める。チャドの母親は20年前の惨殺事件の唯一の生き残りで、同じ場所にいた父親は惨殺されていたのだった。チャドは胸中に溜めていた殺人鬼に対する憎悪を露にする。しかし、ここでも不幸な偶然が重なって、大学生らが次々と事故死。揚句、山小屋は爆発・炎上してしまう。辛うじて逃げ出したタッカーとデイル、そしてアリソンだったが、全身に大やけどを追いつつも生き残ったチャドが襲いかかり、アリソンをさらって行く。 タッカーに励まされたデイルはチェーンソーを振りかざし、本物の殺人鬼さながらの姿でアリソン救出に向かう。一方、狂ったチャドは閉鎖された製材工場にアリソンを連れ込み、彼女を巨大鋸へと向かうベルトコンベアーに縛り付ける。そこにデイルが現れ、手斧で応戦するチャドと格闘の末、ロープを切断してアリソンを救い出す。ところが、そこで発見した古い新聞に目を留めたアリソンは、驚愕の事実を知る。20年前の惨殺事件の犯人として載せられていた男の顔が、チャドに瓜二つだった。チャドは、母親が殺人鬼に凌辱されて身ごもった子供だったのだ。アリソンから事実を知らされたチャドは半狂乱になりつつも、デイルに襲いかかる。デイルはアレルギー体質のチャドが苦手とする、カモミール・ティーの茶葉を投げかける。チャドは発作を起こし、窓から転落して死亡した。 事件は、精神的に不安定な大学生らによる異常な「集団自殺」と「殺人」として処理される。タッカーは入院し、切断された指(本人のものではない可能性が高い)を繋ぐ手術に成功する一方、デイルはアリソンをデートに誘い、想いを伝える。アリソンもそれを受け入れるのだった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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